子供のスイミングで教わるボビングって何?どんな意味があるの?

こんにちは。主婦ブロガーのさがみさです。

我が家の年長(6歳)の息子は4歳の頃からスイミングを習っています。なかなか上達せず、潜れるようになるまで半年(苦笑)、蹴伸びができるようになるまでさらに半年…となかなかののんびりペース。同じ歳のお友達はどんどん先に進んでいます。

が、進級が遅くても本人が楽しんでいるので問題ありません!(若干イライラするけど…。)少しずつではありますが、マイペースに上達しています。

で、スイミング教室で何が驚いたかってあのピョンピョン飛び跳ねるやつ。そう、ボビングです!私は名前も初めて聞きましたよ。あのような練習自分たちが子どものときはなかったですよね!?

イマイチ何のためにする練習なのか分からなかったので、最近ようやくボビングに合格した息子を記念して(?)ボビングについて調べてみました。

ボビングって何?

ボビングとは、「水中に立ったあと水底を蹴ってジャンプし、顔を水中と水上に出し入れして、呼吸をしながら上下運動をすること」を言います。

出典元:「セントラルキッズスイミング赤帽子編

つまり、簡単に言うと水の中でジャンプしながら進むってことです。まず「ンー」と息をとめ、水中で膝を曲げながら口と鼻から「ブクブク」と息を吐きます。そしてジャンプして顔を水面上に出したときに「パッ」と残りの息を出した反動で素早く口から息を吸います。その動作を何度も繰り返します。

他のスイミングスクールがどれくらい練習しているか分かりませんが、息子が行っているところでは毎回ボビングの練習があります。ボビングに合格して(5m程度リズミカルにボビングできると合格)帽子の色が変わっても、毎回練習しているのでおそらくとても大事な練習なのでしょう。

ボビングを練習する理由とは何でしょうか?

ボビングを練習する理由

安全確保のため

泳ぎの練習が始まると、泳いでいる最中に体勢を崩してしまったり、途中で足が下に付いてしまうこともあります。そんなときボビングが出来ていたら水面上に顔を出して呼吸をすることができます。

習い始めの頃から毎回ボビングの練習していれば、もし深いプールで足がついてしまってもパニックにならずにすぐボビングをし始めることができますよね。つまり、水泳中の安全確保のためにボビングは必要なのです。

クロールや平泳ぎの息継ぎの準備のため

ボビングは水中で口と鼻から「ブクブク」と息を吐き、顔を水面上に出したときに「パッ」と息を吸うというリズムをしっかりと身につけることが出来ます。それはクロールや平泳ぎなどの息継ぎの準備になります。

練習を行う上でのポイント

小さい子にボビングはなかなか難しく、子どもによっては半年〜1年ほどかかってしまうケースもあるようです。なかなか出来ない子は「水中で息を吐く」「高くジャンプをする」ことが難しいようです。

ボビングの練習は何度も行うことが大切ですが、ポイントを意識して練習することでコツを掴めて急に出来るようになる子もいるのではないでしょうか。

バブリングの練習

バブリングとは、水中で鼻と口から息を吐く練習のことを言います。

まずは口だけ水に付けた状態で「ブクブク」と息を吐いて、水面上に口をだして「パッ」と言いながら息を吸う練習をしましょう。慣れてきたら鼻と口を水中に付けて鼻と口から息を吐く練習して、最終的には頭のてっぺんまでもぐって行ってみましょう。

これならお風呂でも簡単に練習できます。親がプールまで連れて行って練習させるのはなかなかハードルが高いですが、お風呂で楽しく練習する中で自然と呼吸動作を覚えられたら嬉しいですね。

水中ではしっかり膝を曲げる

高くジャンプするためにはしっかり膝を曲げることが大切です。膝を曲げないとちょっとしかジャンプが出来ず、結果的に体勢がどんどん崩れていきます。地上でも高くジャンプするためには膝を曲げることが大切ですよね。水中でも同様で、しっかり膝を曲げることで高くジャンプができて前に進みます。

両足を揃えてジャンプする

両足を揃えられるということは、水中で姿勢が安定しているということだと思います。バランスを崩すと片足でのジャンプになってしまったりします。息をしっかり長く吐くことで水中で余裕ができて両足を揃えることができ、両足を揃えてジャンプすることで高く飛ぶことができます。

終わりに

ボビングは次のステップへ進むためにも、泳いでるときの安全確保のためにもとても大切なものなのですね。ボビングの必要性が理解できるとスイミング教室で毎回練習する理由も理解できます。正直そんなに練習する必要ないだろうと思っていたのですが、大きな間違いでした。

息子はようやく5m程度なら進めるようになって合格ワッペンをもらいましたが、まだまだへたっぴなので引き続き練習して上手になってもらいたいです。周りの進みと自分の子どもの進みを比較しがちですが、進級することだけが目的にならないように気をつけなければと思いました。